今回はいつもの症例紹介ではなく、トレーニングについてのこだわりをお伝えいたします。
当院ではジュニアトレーニングを実施しています。野球を頑張るお子さんも多く来られていて、過去には滋賀県だけでなく他県の高校にスカウトされて野球留学して甲子園に出場した選手も何名かいます。
投球指導で一番重要なこと
いかにして全身の力を無駄なく、ボールに伝えられるか!
体に負担がかかる状態で投球を繰り返すと必ずどこかを故障します。
当院に治療に来る患者さんはパフォーマンスを出すために無理をしてしまった方です。
逆算すれば無理・無駄のない投球フォームを身につければ良いわけです。
では、もう少し具体的に話をしていきたいなと思います。
無駄がない投球フォームとは
1.スムーズな重心移動。
2.地面からの力を下半身→上半身→ボールにスムーズに伝達する能力。
この2点が上手なピッチャーは、少ない力で最大のパワーを発揮します。
最大のパワーとは、速い球を投げられるという事です。
少ない力とういう事は、省エネかつ、ケガのリスクが低いという事でもあります。
指導方法
実はとても難しいのです。
1つ修正すると、全体的なバランスが悪くなり、さらに悪化する事もあります。
また、個人個人の骨格も違うため体の知識や野球の経験も必要になります。
投球指導の中には、その年齢に応じての筋力トレーニング、柔軟性、力の伝え方、セルフトレーニングの方法など、投球に必要な事を全て伝えます。
・投げていて痛い所がある方
・パフォーマンスを上げたい方
・さらに上級レベルを目指している方
当院では、パーソナルトレーニングも行っていますのでご相談ください。
その際に、実際に投げていてるところを撮ってきて頂くとさらに具体的なアドバイスが可能です。
最後に一言。
「投球指導」という言葉を使いましまが、指導はあくまできっかけ作りです。
何のきっかけ作りかと言いますと、自分で考えるという事ができるようになる。
そのお手伝い=指導ということです。