3日で改善した股関節(腸腰筋)の肉離れ

陸上部の短距離選手の高校生。

クラウンチングスタートの練習中に股関節(腸腰筋)が肉離れに。

強い痛みで走れなくなりました。

目次

肉離れの症状

座った状態で動きを確認。負傷した側の太ももは痛みで上げることが出来ません。

腸腰筋

横になった状態で、太ももから真っ直ぐに脚を上げる動作もできませんでした。

走ってみると、ウォーミングアップ程度のゆっくりした走行はできても全速力は全くできる状態ではありませんでした。

エコー検査では、股関節周辺にある腸腰筋(ちょうようきん)と

腸骨関節包筋(ちょうこつかんせつほうきん)が損傷を受けていました。

腸腰筋(ちょうようきん)は聞いた事があっても「腸骨関節包筋(ちょうこつかんせつほうきん)」は聞いたことがない!という方が大半だと思います。

なぜなら最近発見された注目の筋肉だからです。

エコーで見たところ、その両方の筋繊維が断裂している状態が白く写っています。

肉離れの原因


ピストル音と共に瞬時に蹴り出すクラウチングスタートは脚に急激な負荷がかかります。

走ったり跳躍したりするスポーツ選手では腸腰筋(ちょうようきん)は、通常より太いと言われているぐらい

重要なインナーマッスルです。腸骨関節包筋は股関節の関節包の上に位置する小さな筋肉で深い層にあります。

酷使することで筋肉疲労を起こし、急激な負荷で筋断裂を発症します。

筋肉は炎症を起こすとその後、硬くなります。硬くなった筋肉は周辺の神経を刺激するので痛みを感じ動かせなくなります。

エコー画像で良く分かりますが、真っ白に写る部位はかなりの損傷を受けています。

肉離れの治療


筋肉が硬くなると血液が流れにくい状態になり、回復までに時間がかかります。

血液がスムーズに流れるよう硬くなった筋肉を柔らかくする技術が問われます。

腸腰筋(ちょうようきん)も腸骨関節包筋(ちょうこつかんせつほうきん)も深い部分にあるインナーマッスルです。

深部にある筋肉の損傷は、マッサージ程度では治療効果が期待できません。

当院独自の手技と電気治療を組み合わせてほぐしていき、来院3日目、2回の治療でほぼ改善しました。

しかし、中学生時代から怪我が多かったそうで、2回で改善するのが信じられないと

自ら3回目の来院をされました(笑)。

結果、痛みも無くなっており全力クラウチングスタートを試しても問題なし。

治療は終了となりました。

京都からはるばると滋賀県の当院までお越しになり、何度も通わせるわけにはいかないので

早期回復ができて一安心でした。

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