【マラソン後に足の外側が痛い】短腓骨筋腱炎でも10日後の大会に出たい!

20代の女性ランナーの方が、フルマラソンを完走した翌日から足の外くるぶしの下に痛みを感じるようになり、1週間ほど様子を見ても改善せず、当院へ来院されました。

仕事で身体を使うため支障がでている上、さらに10日後には10kmのマラソン大会が控えているとのことで、「どうしても走れるようにしてほしい!」という強い想いで来院されました。

【短腓骨筋腱炎(たんひこつきんけん)とは?】

短腓骨筋腱(たんひこつきんけん)は、足首の外側を支える重要な腱です。
ランニングで負担がかかりやすい場所であり、ランナーに多い足首のトラブルのひとつです。

特に、フォームの乱れや疲労が蓄積すると、腱に繰り返しストレスがかかり、腫れや痛みを引き起こす炎症につながります。

目次

短腓骨筋腱炎(たんひこつきんけん)の症状

この患者さんには以下のような症状が見られました

  • フルマラソン完走後から痛みが出始めた
  • 歩くだけでも足首の外側が痛い
  • 痛みが1週間経っても引かない
  • 立ち仕事中にも痛みが強い

短腓骨筋腱炎(たんひこつきんけん)の原因

一番の原因は、フルマラソンによるオーバーユース(使いすぎ)です。
さらに走り方をチェックすると、痛みのある足の外側に重心が偏るフォームになっていました。

エコー検査を行ったところ、「短腓骨筋腱(たんひこつきんけん)」という腱に強い負荷が繰り返し加わったことで炎症が起きており、通常の1.5倍ほど腫れている状態でした。

エコー検査では身体の内部に炎症が出ているかどうかまで、見る事ができます。

治療方針

エコー検査の結果、炎症そのものはすでに落ち着いていましたが、腱の腫れと血流の停滞が残っていました。

ここで大切なのは、炎症が治まった「ベストなタイミング」で適切な治療を行うこと
炎症が強い段階でマッサージなどの刺激を与えると、かえって悪化するリスクがあります。

当院のアプローチ

  • エコーで状態を正確に評価
  • 腫れ=血流の滞りを改善する手技療法
  • ハイボルテージ(大谷翔平選手も使用)を用いた電気治療
  • 重心バランスとフォームの指導

1回目の治療後には歩くときの痛みが大幅に改善し、軽くランニングができるまでになりました。
その後1週間、計3回の治療で大会出場が可能な状態まで回復しました。

動画では、治療後に軽やかに走る姿が残っています。

当院の治療の特徴

当院では、ただ「電気を当てる」「マッサージをする」といった画一的な施術ではなく、

  • エコーを活用した状態の見える化
  • 炎症の段階に応じた治療タイミングの見極め
  • 筋肉・腱・神経・血流を総合的に見る視点

これらをもとに治療の“質”“スピード”を高めています。

「他の治療院とちょっと違うね」
「もっと早くここに来ればよかった」

そういった声を、多くの患者様からいただいております。

痛みや違和感が続くという方は公式LINEからお気軽にご相談ください。

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